【読書感想・書評】エンジニアの知的生産術 著:西尾泰和 技術評論社

【読書感想・書評】エンジニアの知的生産術 著:西尾泰和 技術評論社 書評

本日は「エンジニアの知的生産術」という本を紹介していきたいと思います。

 

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エンジニアの知的生産術 というタイトルを考える

 

まず、タイトルの「エンジニアの」というところから「自分はエンジニアじゃないから必要ないな…..」と思われたら大変残念。

エンジニア向けに書かれていることは確かなんですが、中身はPython、JavaScriptなどのソースコードが記述されている訳ではありません。

エンジニアの人が、文字通り「生産する」為の知恵を解説した本になっています。

そしてその内容は通常の生活や仕事で使えるものばかりです。

私は「エンジニアの」と付いている為に過小評価されているんじゃないかと感じています。

それでは生活や仕事で使える技術を集めた本書の中身に移りましょう。

 

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エンジニアの知的生産術 の内容と感想

まず副題が

効率的に学び、整理し、アウトプットする (引用:表紙)

となっています。

そう、先ほど私が話した通り、コードうんぬんの話ではなく、インプット、アウトプットを効率的に行うにはどうすれば良いかをまとめているのです。

本書の特徴はただの技術紹介ではありません。具体的な技術の実践方法にまで踏み込んで記述がなされている点が大変価値があると感じています。というのも類書ではただの技術紹介で終わってしまっていることが殆どだから。

この本は読んだその日から実践できる。そんな内容がたくさん詰まっています。

それでは章立てごとに内容と感想を述べていきます。

(章立ては目次より引用)

 

第1章 新しいことを学ぶには

この章では一言で表すと
学ぶ時のコツを教えてくれています。

学びのサイクルから始まり、やる気を維持するにはどうすれば良いか、良い参考書を見つけるコツなど。

この賞はインプットするのに際しての心構えを教えてくれている章だと私は感じました。
そしてページ数では50ページ弱ですがこの章を一番しっかりと読み込みたいところです。
というのも心構えをは目的地のようなものです、目的地を誤ると努力しても全く違う方向に行ってしまいます。そうすると本来の目的を達成できない。

そういう意味で本章が大事だと感じています。

 

第2章 やる気を出すには

この章ではやる気がでない人はどういう状態に陥っているかを示し、そうでない状況を作り出すことでやる気を出すという手法が解説されています。

我々は一度に多くのことに着手すると意識が分散化され、どれも中途半端になってしまいます。そうではなくて、優先順位をつけて大切なことに集中する。そんな知恵が書かれています。

ここは人の集中力にもスポットを当てて、集中→休憩→集中のサイクルを繰り返す、ポモドーロテクニックも紹介されています。

 

第3章 記憶を鍛えるには

この章では記憶について考えます。ということで著者は記憶の仕組みから説明してくれています。

そして記憶を鍛えるにはアウトプットが効果的だということも記述されています。

そして知識を長持ちさせる為に反復復習の方法も解説されています。

 

我々も日常生活に置き換えると実体験としてありますよね。

例えば知識を定着させるには何度も繰り返し見る方が良いと分かっています。でもそれがどういう間隔で復習するのが良いのかと聞かれると答えられなかったりします。

そこに一定の指針を与えてくれているのです。

 

第4章 効率的に読むには

この章では読書についての心構えが書かれています。

強調されているのは読書はあくまで手段であり、目的は別であるということです。

つまり我々は本から何らかの情報を得る為に読んでいる。
(娯楽である読書は対象外です。小説などが該当します)

それは読む前には分かっているかもしれませんが、読んでいるといつの間にか手段に切り替わっていて、何とか読み切ったものの、内容は殆ど覚えていないといった経験もあるかもしれません。「何とか読み切る」という表現をしたのもそれが手段に置き換わっていることを示したかったからです。

本章は読み方と読むという行為の意味を示してくれています。

 

第5章 考えをまとめるには

この章では1章から4章で得られた情報をもとに考えをまとめる方法が述べられています。

ふせんを使って書き出していく方法、KJ法などが実際の使い方も含めて解説されています。

この章に関しては比較的類書でも語られていることと同じだと感じています。

しかし、大変重要な作業ですので読み飛ばさずに吸収したいところです。

 

第6章 アイデアを思いつくには

この章ではアイデアをどのようにしたら思いつけるのかにスポットを当てています。

収集された情報をどのように使うか、それを言語化することの大切さなどが解説されています。

 

この章では普段はあまり意識して行うことがない、まだ言語化されていないものを言語化する方法が語られています。

これを普段から意識的に行うことで新しいことが生まれやすくなるのではないかと感じています。

 

第7章 何を学ぶかを決めるには

第1章から第6章では何を学かは決まっている前提で、それをどう学ぶかが解説されてきました。

それに対して第7章ではその手前である何を学ぶのかの意思決定について書かれています。

 

何を学ぶのが正しいのか、そして意思決定の正しさはどうわかるのかなどが解説されていますが、正直この章に関しては多少と比べると内容が薄くなっているかなと感じます。

ただ、薄くなっている原因は何を学ぶかを決めることは人それぞれ異なってきます。ですのでその大枠を示すぐらいしかできなかったのかなと推測しています。

 

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まとめ

ということで第1章から第7章まで駆け足で見てきました。

一部内容が薄いかなと感じられる部分もありましたが、書籍としての完成度は高く、非常に情報密度が濃いものになっています。

私は今年約100冊の本を読みました。その中のベスト5に入る本ですね。

この本に出会え、実際にインプット、アウトプットをしていくと効率化していくことが実感できました。

 

本日は以上です。

それでは!

 

 

 

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