【読書感想】人魚の眠る家 著:東野圭吾 書評→愛の深さを実感する作品

【読書感想】人魚の眠る家 著:東野圭吾 書評→愛の深さを実感する作品 書評

人気作家である東野圭吾さんが書いた人魚の眠る家を本日はご紹介します。

東野圭吾さんは私が小説にハマるきっかけとなった白夜行を手掛けており、また全作品を読んでいる唯一の作家さんです。

通常なら出版されたらすぐにハードカバーで購入するのですが、昨年から何かと忙しく、珍しく文庫本での購入になりました^_^

人魚の眠る家は一言でいうと「愛」、「死」とはなんなのかを深く考えさせられる作品でした。

「人魚の眠る家」は
・愛する人をもつすべての人
へオススメします。

 

 

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東野圭吾さんとは?

最も好きな作家である東野圭吾さん。ファンの人も多いのではないでしょうか。

大阪出身で高校生時代から小説を書き始め、大阪府立大学工学部卒業後に企業へ就職。そのかたわら小説も書き続け、放課後江戸川乱歩賞を受賞。秘密で日本推理作家協会賞を受賞して、映画化、ドラマ化されたあたりから一気にブレイクしました。

その後は容疑者Xの献身直木賞を受賞など、数々の賞を総なめにしています。

今回の人魚の眠る家東野圭吾作家デビュー30周年記念作品であり、映画化もされ2018年11月16日公開で記事執筆時点(2019年2月7日時点)も上映中です^_^

映画『人魚の眠る家』公式サイト
東野圭吾原作 衝撃と感涙のヒューマンミステリー。映画『人魚の眠る家』大ヒット上映中!

ミステリー作品を書いたらこの人の右に出るものはいないと感じている作家さんです。

 

人魚の眠る家 の感想

あらすじ

「娘の小学校受験が終わったら離婚する」。そう約束していた播磨和昌と薫子に突然の悲報が届く。娘がプールで溺れた――。病院で彼等を待っていたのは、〝おそらく脳死〟という残酷な現実。一旦は受け入れた二人だったが、娘との別れの直前に翻意。医師も驚く方法で娘との生活を続けることを決意する。狂気とも言える薫子の愛に周囲は翻弄されていく。

幻冬社HPより引用

感想

一旦は離婚を決意した二人のもとに、愛娘が事故にあったことを知らされる。そして二人は”おそらく脳死〟という医師の判断から、一旦は受け入れようとするものの、それを翻意して妻はロボット技術を借りて娘と暮らすことを決意する。

その過程でのそれぞれの思いを考えた時に涙なしに読み進めることは出来ない愛の物語です。

いつもの東野圭吾作品には登場人物が多く出てきて、前置きがないことも多いので、ミステリー好きには堪らないが少し読んでいて疲れることもあります。

その点、今回の人魚の眠る家は登場人物が少なく、描写も曖昧な点がなく分かりやすく描かれています。

一貫して考えさせられたのは人間の「生」「死」とはどういうことをさすのかということです。特に「死」をどのように捉えれば良いのか。私は正直、ここまで深く考えたことがなく、そして子を想う母の姿に涙しました。

と同時に人の価値観には偏りがあってもいいと改めて感じました。人はそれぞれ別の人格なのだから、全く価値観が同じになる方がそもそもおかしいし、それを自分と同じような価値観を押し付けることは傲慢にあたるのではないかと感じます。

 

最近、そのテーマについてずっと考えていただけに、本作を読んでみてスッキリした部分があります。

また感想の本論からは少々ずれますが、ロボットを使った技術というのは、著者である東野圭吾さんが昔工学系の学部に通っており、一旦は技術系のメーカーに就職したkととと無関係ではないと感じます。今まで得てきた知識に発案を得て今作が産み出されたのではないかと。

このように東野圭吾さんは自身の経験を活かした作品が多いのも魅力の一つです。

例えば趣味のウィンタースポーツを題材にしたり、大阪出身で生まれ育った地名が小説に登場することも多いのですが私も大阪出身ですので「おぉ、あそこが小説で出てるやん!」とテンションが上がりますw

最後に人の「死」というものはあくまでも人間が便宜的に定めた状態であり、それに絶対的な基準ではない(つまり人それぞれに定義される、幅のある状態である)ことを本作を最後まで読んでみて感じています。

それと同時に愛する家族を持つ者の愛情の深さに感動しました。

 

まとめ

本作を一言で述べるなら「家族の深い愛情」と私は言います。しかしその深い愛情は一般的に想像するより遥かに深く複雑であるということも。

東野圭吾さんの小説はミステリー系が好きでしたが、久しぶりにこのように「考えさせられる作品」に出会えたことを幸せに思います。

詳しくは本作をぜひ読んでみて欲しいです^_^

 

 

 

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