【読書感想】小説 君たちはどう生きるか 著:吉野源三郎 書評→漫画にもなり名言の数々を含む人生訓

【読書感想】 小説 君たちはどう生きるか 著:吉野源三郎→漫画にもなり名言の数々を含む人生訓 書評

編集者、文学者である吉野源三郎さんが書いた君たちはどう生きるかを本日はご紹介します。

吉野源三郎さんは戦時中で言論の自由がままならない中、未来を担う若者たちへ必死にメッセージを伝えようとしました。それが君たちはどう生きるかです。

 

「君たちはどう生きるか」は

・自分の子供に立派に育ってもらいたいと思っている親御さん
・いつの時代も変わらない、普遍の人生訓を学びたいと思っている人

へオススメします^_^

新装版はこちら。

2017年に上記の新版が出て、また世の光が当たるようになったことを一読者として大変嬉しく思っています。

なぜなら、私が大学生の頃に読んで感じたように、戦中に書かれたものではあるけれど、中で語られていることは「人が生きる上で、何を大切にしないといけないのか」という極めて普遍的な教訓ばかりだったからです。

 

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吉野源三郎さんとは?

編集者・児童文学者・評論家・翻訳家・反戦運動家・ジャーナリスト。『君たちはどう生きるか』の著者として、また雑誌『世界』初代編集長としても知られている。岩波少年文庫の創設にも尽力した。

(中略)

反戦への思いを熱く秘めたその作風は多くの支持を集め、『君たちはどう生きるか』は、刊行から70年経過した2003年(平成15年)の「私が好きな岩波文庫100」で5位にランクされた。
岩波少年文庫各冊の終わりによせた「岩波少年文庫発刊に際して」という一文は、今もって評価が高い。また、温厚な人徳者として知られ、各方面に知己が多かった。
2017年(平成29年)には、羽賀翔一によるマンガ「漫画 君たちはどう生きるか」(マガジンハウス)が人気を博し、原作の『君たちはどう生きるか』がブームとなった。

Wikipedia より引用

 

君たちはどう生きるか の感想

あらすじ

メインの登場人物は中学二年生の「コペル君」と、コペル君の叔父で法学士である「叔父さん」

コペル君は学校で色んな経験をする。それを受けて叔父さんとのノートのやりとりをする。このやり取りの往復がコペル君を成長させていく。

学校では色んなことが起こる。そしてコペル君もまだ子供であるからそれが道徳的におかしなことであっても、その場であるべき行動を取ることが出来ないこともある。

それを受けて叔父さんはノートにてコペル君の姿勢を端的に指摘するのではなく、コペル君が自らなぜそうなのかを考えるように方向づけをしてノートを締める。

 

感想

・戦時中にも関わらず、戦争賛美ではなく、「生きる上で何が大事か」を考え発信し続けた点

当時は軍国主義の名の下に、言論の弾圧が進み、自由に表現が出来ない時代が訪れていました。しかし吉野源三郎氏は一貫して、未来を担う子供達が生きていく上で大切な価値観、考え方はなんなのかを説きました。それほどまでに強い志を持って書かれた書籍が今尚読みつがれ、新版や漫画が出るまで人気が出たのをとても嬉しく思います。

 

・コペル君と叔父さんとのノートでの対話の形式が読みやすい

この書籍は構成としては単純です。コペル君の学校であったことを受けて、叔父さんがノートで感想や期待していることを示していくとい構成になっています。

読んでいる側からすると展開は予測出来るので、ともすれば単調になり飽きられやすいと思うのですが、叔父さんの一言一言が重く、大人である私も考えさせられることが多いです。

そんな風に進んでいくので、退屈せずに楽しみながら読み進めていくことが出来るのも本書の良い点だと感じています。

 

・人間は過ちを犯すこともある。でもそれをどう活かすかが大事

本書では過ちを犯してしまう場面もあります。でも過去に起った事実は変えられない。だから、今、そして未来を大切に生きようという思いが込められているように感じました。

要は、過去の過ちを今、そして未来にどう活かすかが本当は大事になってくるということを伝えてくれているのではないのかと感じるのです。

・世の中は他者との関係で形作られていることを端的に分かりやすく教えてくれる。

我々は一人で生きているのではありませんよね。他人との関わりの中で社会が築かれ、その中で生きている。でも小さい時にはそれが分からなかったりします。ともすれば自分勝手な行動を取ってしまう。

でも本当は社会においては人と人とが関わり合って初めて生きていける。それは経済活動しかり、日常生活しかり。

そんな社会の基本構造を読み進める中で学べる書籍は大変貴重だと思っています。

この本以上に社会構造を平易な言葉でかつ的確に表現した書籍を私は知りません。

だからこそ、私が「将来子供が出来たら読み聞かせたい、また読み聞かせないにしても子供が自分で本を読める年になったら本棚にそっとおいておいて、読んでくれたら」と思ったのです。

まとめ

だいぶ私にとっては思い入れのある本ですので、もっと書こうかなとも思いましたが、この辺りで筆を置くことにします。

あまりに熱くなると客観的な書評が出来なくなってしまいますからw

でも私の想いを割り引いても素晴らしい本であり、お子さんがいる人にはぜひ自らも読んでみて、子供に読み聞かせてあげて欲しいなと願います。

また子供が自らの意思で読む場合には今回の漫画版は最適でしょうね。

このような素晴らしい本を、新版、そして漫画で出版して下さった出版社の方に改めて感謝ですm(_ _)m

 

 

書評
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