【読書感想・書評】ファクトフルネス(FACT FULNESS) →真実を知る道具を手に入れよう

【読書】ファクトフルネス(FACT FULNESS) 書評→真実を知る道具を手に入れよう書評

ファクトフルネスは2019年5月現在では書店で平積みにされています。つまり大変注目されているということ。

それはなぜか?そしてどういう点で素晴らしいのかを解説していきます。

この記事は下記の人にとって役立ちます。

・新聞、ニュースは目を通しているけれど、世の中の真実を知りたいという人
・単純に世の中で何が起こっているのか知りたい人
・世の中で起こっていることの裏側を知りたい人

 

本書はマイクロソフトのビルゲイツが、大卒の希望者全員にプレゼントまでした名著です。
彼曰く「名作中の名作。世界を正しく見るために欠かせない一冊だ」と述べています。


世界的な成功を納めたビルゲイツがここまで絶賛するファクトフルネス。早速中身と特徴をみていきましょう。

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【読書・書評】ファクトフルネス(FACT FULNESS) の内容

効率的な読書

ファクトフルネスの中で著者:ハンス・ロリングは10の思い込みが間違った認識で世界をみてしまう原因となっていると述べています。

 

それでは私が感じた特徴的な3つの思い込みを上げていくとしましょう。

・ネガティブ本能・・「世界はどんどん悪くなっている」という思い込み
・パターン化本能・・「ひとつの例が全てに当てはまる」という思い込み
・犯人捜し本能・・「誰かを責めれば物事は解決する」という思い込み

ひとつひとつみていくこととしましょう。

まずはネガティブ本能。

ネガティブ本能

私たちは世界が悪い方向へ向かっていると感じることはありませんか。

絶滅危惧種の増加、地球温暖化、金融システムの複雑化など。。。

しかし実際のデータを見ると、世の中全体としては「悪い」に対して「よくなっている」の方が多くなっています。

私たちが頭に入れておくべきことは、ネガティブなニュースの方が圧倒的に頭に入りやすいということ。

仮に物事がよくなってもそれについては頭に入ってきにくいです。なぜならニュースで報道自体がされにくいからです。

すると私たちは世界について、実際より悪いイメージを抱くようになってしまう。

ネガティブ本能を抑えるには、「悪いニュースの方が広まりやすいことに気付くこと」が大事になります。

身近な例を考えてみましょう。

引ったくりがここ1ヶ月の間に多発したとします。そうすると世の中の人は「治安が悪くなっている」と感じます。しかしその引ったくり自体の件数は以前と比べると大きく減少しています。

でも多発した際にはそのニュースばかりが流されます。その為、私たちはまた「世の中が悪い方向へ向かっている」と不安を抱くようになってしまうのです。

きちんとしたデータをもとに判断できるようにしていきましょう。

パターン化本能

私たちは物事をパターン化し、それを全てに当てはめてしまいやすい本能を持っています。

それは無意識的であり、偏見や差別の問題ではない。パターン化した方が生きて生きやすいからです。

もし私たちが、聴くこと、見るもの全てを新しいものと捉えてしまっていたら、情報の渦に巻き込まれ、脳が処理できない状態になります。そのためにも一定の共通項を見つけ、パターン化することは大事な行動だといえます。

しかし、それが本能として備わっているがゆえに、時に大きな認識違いを生んでしまうのです。

よって、パターン化本能を抑えるには「ひとつの視点だけでは世界を理解できないと知ること」が大事になってきます。

そして自分の考え方が偏っていないか、単純なものの見方と単純な答えには注意しましょう。

0か1かと判断を提示された時、多くの場合その間の0.2、0.6、0.8などに事象は収まっています。それを単純化してしまうことは誤った見方を生む、危険な行為となります。

身近な例を考えてみましょう。

若い人は公務員などの安定化思考が強まっているという論調があります。実際の就職活動の希望企業を調査するとそれは正しいように思われます。

しかし、一方で、企業で勤めることに不安を感じ、起業する人の割合も増えています。

このように一方面からの判断は危険です。色んな情報を手に入れ、そこから総合的な判断を下す。そしてその判断自体も誤っている可能性があるので、間違えていたら、訂正するという謙虚な姿勢が必要だと感じます。

犯人捜し本能

これは誰かを責めれば問題は解決するという誤った認識が起こす事象です。

単純明快な犯人がいた方が、私たちは納得しやすい本能が組み込まれています。

ただし、うまくいかない時、何か失敗が起こった時にやることは犯人捜しではなく、その奥に潜んだ原因を捜すことです。

犯人探し本能を抑えるには、誰かが見せしめとばかりに責められていたら、まずそれに気付くことが大事です。

例えば、バイキング形式の食事を食べにきたとします。

その時、頻繁に欠品を起こしていたらどうでしょうか。せっかくお腹いっぱい美味しいものが食べたいと思ってきたのに、料金のもとも取れませんw

こんな時、レストラン側の人を責めてしまいがちですが、本質を考えましょう。レストラン側の管理体制の問題なのか、来客予測の甘さだったのか、それらが根本的な原因です。

客としてはそこまで踏み込んで言及することは難しいでしょうが、レストラン側の人を責めるのではなく、その奥にある原因に気付いてもらえるようにフィードバックを行うことが大切ではないでしょうか。

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【読書】ファクトフルネス(FACT FULNESS) 書評 →真実を知る道具を手に入れよう 《まとめ》

3つの例を上げて、私たちの本能から生じる思い込みと、それへの対策をお話してきました。

私たちは論理的な生き物と思いがちですが、意外とバイアスがかかって物事をみてしまっているということが理解してもらえたかと思います。

これからの社会ではAIや5Gの普及により、もっと情報量が増えてきます。そんな時に思い込みに惑わされず、判断したいものですね。

実際の書籍では10の思い込みとそれに対応する方法が記載されています。

現時点では私の中の、2019年読んでよかったランキングベスト3位に入る名著だと考えています。

よかったら見てみて下さい^_^


 

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